2002年5月10日(金) |
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■本日の市況 日経平均は反落。前日の米国株安を受けて、前日は活況を呈したハイテク・半導体製造装置関連に利益確定の売りが先行したほか、証券、素材関連などが総じて軟調。銀行株は小幅なレンジでのもみ合い。日経平均先物オプション5月限のSQ算出に伴うプログラム売買は、売りが11万5000株、買いが9万5000株と若干の売り越しとなったものの、相場へのインパクトはなく通過。東証1部の値上がり銘柄数517に対し、値下がり銘柄数は769。TOPIXも反落。 <7201>日産自は、カルロス・ゴーン社長が発表した新経営計画「180」の収益を伴う成長に焦点を当てた内容詳細が好感され、一時1000円大台を回復したが、その後は売りも出て伸び悩んだ(988△3)。自動車株では<7203>トヨタもしっかり(3510△30)。豊橋技術科学大学と共同でカーボンナノホーンを従来の数十分の一以下のコストで作成する技術を開発と報じられた<6986>双葉電子(3830△40)、<5301>東海カーボン(251△18)がともに上伸。造船株では<7004>日立造(77△2)、<7003>三井造(172△3)がしっかり。内需関連では<2502>アサヒ(1249△2)、<2802>味の素(1333△13)が上昇。<8001>伊藤忠は3日続伸(445△7)。 一方、<6502>東芝(534▼21)、<6702>富士通(900▼4)、6857アドテスト(8660▼130)などハイテク・半導体製造装置関連が総じて軟調。<6758>ソニーは売り買い交錯(7000±0)。<9437>NTTドコモは一時年初来安値を更新(31.5万▼1万)。<8305>みずほ(25.4万▼2000)、<8306>東京三菱銀(86.5万△3000)など銀行株は高安まちまち。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
■本日のニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||
<5301> 東海カ(251△18) <6986> 双葉電(3830△40) 両社は豊橋技術科学大学と共同で、ナノテクノロジーの新材料であるナノレベルの円錐形炭素分子カーボンナノホーンを従来の数十分の一以下のコストで精製する技術を開発。ナノホーンは気体や液体に浸透しやすい性質を持ち、燃料電池の電極に応用すると出力増加につながる研究報告が提出されている。両社は試作装置で性能を確認、さらに実用的な装置の製作に取り組む意向。 <9532> 大ガス(293△3) 9日、燃料電池の燃料となる水素を天然ガスなどから取り出す際に使用する燃料改質触媒の開発・販売などで、独ズードケミーグループと包括提携することで合意したと発表。両社は価格を従来品の半額程度に抑えた次世代型触媒を2004年度にも共同開発・商品化する予定で、大ガスは同触媒を組み込んだ燃料電池コージェネシステムを実用化したい考え。ズードケミーは共同開発の触媒のほか、大ガスが独自開発した触媒も欧米などで発売、大ガスは共同開発した触媒の国内販売を手掛ける計画。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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