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REIちゃんと株式投資

 【第23回】 短期投資と中長期投資では損切りの考え方が異なる
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一度でも売買を経験したことがある方なら、感じたことはないでしょうか。「買ったらすぐに下がって、売ったらすぐに上がっていく……」。




OFFICE REIでご紹介する銘柄が、買い銘柄なら買値以上に必ず上がり続け、売り銘柄なら売りポジションを取った時より必ず下がり続けるという虫のいい話はありません。みなさんが日頃投資されている銘柄同様、買ったら買値以下になることもあります。この時、どのような方針を取るか、あらかじめ考えておくといいでしょう。


日足10日、週足5週では、方針が異なります。短期投資、すなわち日足10日の時は、損切りを手早く行うというのも一つの戦略になるでしょう。とはいえ、1000円の銘柄が10円下がったからといって損切りをしていたら、利益を得るチャンスは皆無に近いでしょう。株価は一旦下げても、また上がるチャンスがあります。ですから、どこまでを許容範囲とし、それ以上下がったら損切りすると決める必要があります。




中長期投資、すなわち週足5週の場合、日足10日と同じ基準で損切りラインを決めることはないでしょう。そもそも短期投資というものは、小さいリターンをコツコツと積み上げていくわけです。ですから、小さなリターンに見合うリスクしか取ってはいけません。短期投資の場合、仮に5%のリターンでよしとするなら、取るリスクも5%程度にしていきたいですよね。




しかし、中長期投資は、長く保有して大きなリターンを得るという考え方です。ですから、先ほどのように1000円の銘柄が10円下がったからといって損切りしていてはいけません。50円、100円という利益を得ていきたいわけですから、日足10日と同じ損切りの考え方でいいかというと、必ずしもそうではありません。日足10日と週足5週独自に考えられるというのも一つの戦略といえるでしょう。




損切りの話ばかりがクローズアップされると、「損切りするために投資しているの?」と感じてしまうことがあります。そうではありません。どこまでの損なら許せるかを先に決めておき、そこに引っかからない限り、私たち投資家はリターンを追求するのです。損切りは、身を守る防護服みたいなものです。防護服を使わなくて済むのが、本当はいいのですが、私たち人間は将来が読めませんから、万一に備えて防護服を準備しておく必要があるというわけなのです。





(2011/8/26掲載)


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