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REIちゃんと株式投資

【第35回】チャート機能を用いて売買タイミングを捉える
       〜平均足でシミュレーション〜
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今回は、丸紅を平均足で分析していきましょう。そもそも「どうして丸紅なんかを選ぶの?」と感じられるかもしれません。これまでは、銘柄を選ぶなら右肩上がりのチャートや好業績銘柄を選んで、じっくり保有するというやり方が一般的でした。しかし、今の時代、日本経済が上昇し続けるという投資環境ではありません。右肩上がりの銘柄を探すのは非常に困難であると同時に、下げっぷりの良さも、投資価値の基準に加わっているのです。株価が上昇するなら買い、下降するなら信用で売るという戦略を取れるからです。またそうすることにより、事前に想定されていない有事にも、売りで対処することが可能になります。3月の大震災では「想定外」という言葉がよく使われていました。震災や原発事故の「想定外」は政府や東電の言い逃れの枕詞でしたが、投資家にとって、「想定外」は言い訳では済まされません。相場が下げるときには、粛々と売りに回るのです。私たちは保有している銘柄が、想定外だろうが想定内だろうが、思惑と逆に動けばそれはすべて自分自身に跳ね返ってきます。どんな値動きにも“買いでも売りでも対処できる”という手法をとっておくことは、私たち個人投資家にとってリスク回避という点において重要なことです。




さて、それでは、平均足を用いて分析してみましょう。期間は2011年8月〜9月までの2カ月間とし、日足チャートで分析します。




8月3日に陰線になりました。翌日寄り付き成り行きで売りとなります。8月4日に売りポジションを取ります。パフォーマンスは後ほどまとめてお話しましょう。その後陰線が続いていますね。順調に株価が下がっています。これは売りポジションで保有している時にしか味わえない喜びですね。

さて、8月も中旬になりました。8月16日に陽線になりました。翌日寄付き成り行きで売りポジションを手仕舞い、買いポジションを取ります。8月17日を実行します。

しかし、8月17日に陰線となってしまいました。しかたがありませんね、翌8月18日に売りを実行しなければなりません。ここでは、買いポジションを手仕舞い、新たに売りポジションを取ります。このようにしてドテン売買を実行します。ここは、バタバタしてしまいましたね。後から考えるとダマシだったと捉えられます。しかし、すぐに売りポジションを再び取ることができたので安心でした。

その後、株価の下落が続きました。そして8月26日に陽線になりました。翌29日寄り付き成り行きで買いです。その後平均足は陽線が続きます。安心ですね。

そして9月に入りました。9月5日に陰線となります。ここで、翌6日の寄り付き成り行きで売りとなります。

しかし今回の陰線もあまり続かず、8日に陽線となりました。9日の寄り付き成り行きで買いです。その後陽線が続きますね。

そして9月も下旬になり、22日に陰線となります。26日寄り付き成り行きで売りです。そして陰線のまま9月を終えることになりました。




パフォーマンスが気になるところですね。次週確認することにしましょう。




(2011/11/18掲載)


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