OFFICE REIには「よし今日投資しよう！」と思った時に「ここを見れば銘柄がわかる」というコーナーがあります。それが「投資スタンス別銘柄選定」です。「私は順張り派で、短期投資をしたい」という方であれば、「日足10日」の欄より「順張り型　買い銘柄」をお選びください。その条件に該当する銘柄が出てきます。

ここでは、毎日決められた数の銘柄を掲載するというわけではありません。なぜなら、株式投資は「タイミング」が重要であるからです。お店で商品を買う場合でも同じではないでしょうか。鮮度が命で限られた季節しか取れない野菜、例えば松茸の場合を考えてみましょう。仮に４月に「松茸をください」とお店にお願いしても買うことはできませんね。しかし「松茸ごはんのもと」のように長期保存が可能なものであれば、店頭には年中陳列されていますし、好きな時に買うこともできます。このように、物事にはタイミングがあります。投資の世界も同じです。株価は常に変動しています。順調に上昇している時もあれば、世界情勢などに左右され大暴落する時もあります。同じ市場だからといっても、投資する銘柄が同じとは限りません。「昨日は１０銘柄、今日は５銘柄」など変わってきます。もちろん「今日は無し」という日もあります。

「助言銘柄がゼロの投資顧問なんてぼったくりか？」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか。安値圏で積極的に仕込む相場と高値圏で手仕舞う相場を考えた時、そもそも同じだけの銘柄を表示すべきなのでしょうか。そうではありませんね。推奨銘柄数は変動していくのです。

あなたの投資スタンスに合う項目が「該当なし」と表示された際には、「今日は見送り」とお考えください。そして投資以外のことに専念してください。また日を改めましょう。


(2012/4/27 掲載)