株価は川の流れのごとく日々変化して、一日として同じではありません。それでも、いつもと同じ川面がそこにあるのです。
あまりに閑散とした商いが続いて、株式市場がやっていけなくなり、東証と大証が合併するというような状況でも、REIはずっと分析を続けています。
「日本企業の成長はもう期待できない」「ハイテク産業も韓国に全面敗北」などといわれても、下げ過ぎたハイテク企業に買いサインを点灯させることを忘れません。
投資関連ビジネスに携わる斯界の業者たちは、市場が過熱して多くの投資家が市場に参加してくれることを祈っています。閑古鳥が鳴くような状態が続けば、インチキな運用会社や仕手戦を煽る投資顧問会社が跋扈して、ますます、一般投資家の足が遠のいてしまいます。しかし、市場が過熱して大勢が相場に手を出せば、みなが高値掴みになって、大損してしまいます。それを繰り返して、日本の株式市場はだめになったのではありませんか?
REIは、業界のビジネスセンスとも独立しています。
安く仕入れる!閑散を買う!そして、陰転で売る。
これを基準に、ずっと相場へのアクションを示唆し続けます。
投資家さんがやる気が出ないような陰の局でも、「買いましょう」と案内します。どんなにはしゃいでいる好調相場でも「売りましょう」と水を差します。
そのブレないスタンスこそ、REIがロボットたるゆえんなのです。
そのREIが、今は泣き出したくなるような夥しい売りサインと格闘しています。
どんなに悲観に暮れても、次に買いサインを発することをプログラミングされているREIです。必ず、火傷しそうな熱い「買いシグナル」を引っ提げて復活してくるでしょう。
戦後最悪といわれる政治、ほんとうにしんどい円高、80京ベクレルも放出されてしまった放射性物質、小さな国土に、この苦境を跳ね返すエネルギーが残っているのか?心配している私たちに、REIは平然と応えるでしょう。
「今が駄目だから、今が最悪だから……。買うのです!」
ちなみに、「大底でも買いサイン、はずしたことはありません」とREIは胸を張ります。
(2012/5/18 掲載)