今の時代、インターネットがあれば、生き延びる可能性が高まります。東日本大震災でも注目された通り、インターネットのおかげで何人もの人が生き延びることができたかわかりません。もちろん、生きていくためには衣食住が必要ですが、今の時代はそれに加え、インターネットは必要不可欠な存在なのです。




　調べごとといえば、たいがいインターネットで検索すれば見つかります。お金を使わなくても手に入る情報はたくさんあります。今までは、雑誌や専門書を買わなければわからなかったようなことも、今やタダで手にはいります。とても便利な時代ですね。

　これは、株式投資も同様です。ブログやツイッターで銘柄情報を知ることもできます。「買いか売りかなんて、ブログにたくさん載っているのだから、有料情報を買うのはバカバカしい」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。例えば、ブログで「この銘柄、買いだよ」というコメントを無数の人が見て、その後、チャートを見ると本当に上昇していたという銘柄もあるでしょう。しかし、これを見て「このブログ当たっているじゃない！」と考えるのが正しい判断なのでしょうか。あなたがこの情報を見て行動を取る時には、すでに株価が上昇した後です。つまり、高値づかみになっている可能性がおおいにあるのです。あなたの後に続く買い手がいなくなった時、株価は下がる一方になります。



　売買タイミングを捉える手法は無数にあります。ファンダメンタルズ重視、テクニカル重視、もちろん「誰かが買いといったから」などという売買手法も現実に存在します。このようにいろんな考えの持ち主が市場にいるからこそ、株価が形成されるのです。情報提供主も、無料のブログに始まり、アナリスト、私たちのような有料でサービスする投資顧問など様々です。もちろんプロの投資家たちは、ブログの情報だけを見て投資しているということはありません。独自に分析しています。



　投資の世界は、情報に左右されると「高値づかみ」という恐ろしい結果が待ち受けています。私たちのREIは、少なくとも、情報を参考にして売買の判断をしていないという特徴があります。株価の推移を観測しながら、上昇傾向か下降するのか、そのことだけをしっかり伝えてくれます。情報に左右されないREIに、あなたが何を感じるか？それが重要です。

(2011/05/13掲載)