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【第10回】損切りか?買い下がりか?
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 損切りを重ねると、投資資金がどんどん減っていきます。このようなことになると、「投資をやめればよかった……」と思うものです。もしAという銘柄に1度投資し、株価がったところで損切り、また再度同じ銘柄に投資し、再び損切りした……。これでは、1円も利益が得られません。これでは資金を減らす行動になります。ですが、このような行動を取ってはいかがでしょうか。一度買ったものの、株価が下がった場合、そこでは損切りをせず、安くなったところで買い下がるという方法です。これは「買い下がり」という考えです。この2つの手法を比較してみましょう。


 損切りで投資した場合から見ていきましょう。 500円で買った銘柄が400円に下がり、損切りをしたとしましょう。そうすると、100円の損になります。その後、株価が上がり、「今度こそは」という期待を込めて460円で買ったものの、また株価が下がり360円になったとしましょう。100円下がったので2回目の損切りをしたとします。そうするとここで再び100円の損を切ることになります。トータル200円の損切りになりました。


 では、これを買い下がりの観点から考えてみましょう。 500円になり株価が400円に下がった時に、買い下がりの人はどうするのでしょうか。500円で買った株数と同じだけ、400円でも買いを入れます。そうすると、この平均単価は450円になります。つまり、451円より株価が高値をつければ利益になるのです。損切りの人は460円で買っていますね。そのタイミングに株価が推移した時、買い下がりの人は、10円の利益で売却することが可能なのです。



    (2010/4/30掲載)


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