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OFFICE REI 資産運用レッスン

【第17回】 どの足のチャートを見れば良いのでしょうか? 4 
        〜近くから見る、そして遠くからも見る〜
映像でご紹介
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 「私が買ったら株価が下がり、私が売ると株価が上がる」と思われることはないでしょうか。まるで、市場があなたの行動を見て、「あなたが買ったから株価を下げよう」としているかのように行動しているようですね。投資家の誰もがおなじ体験をするようです。どうしてこんなことが起こるのでしょう。



日足チャートは小さい波動を捉えます
 投資を始めると、目先の株価の動向が気になって、株価ボードから片時も目を離せなくなります。チャートのティック足を見ているうちに、上げればいつ下がるか、下げればどこまでも下がるのではないかと、恐怖ばかりが先行してしまうのです。それは目先の小さな動きだけを細かく細かく追っていることになっているからですね。分析範囲が小さくなればなるほど、株価の動きはほんのわずかしか動かなくとも、非常に大きく動いているように感じられます。小さい波動に反応して売買を行った結果、気がつけばあなたの株は思いとは逆の方向に動いてしまうことがよくあるわけです。


 小さな波動に翻弄(ほんろう)されない投資戦略を実現する。それには日足チャートと並行して中長期足のチャートを見ることです。私たちは、日常生活で物を見る時に、接近して見る場合もあれば、1歩2歩と後ろに下がって全体を見る場合もあるでしょう。接近して見る場合は、見たいものをより細かく丁寧に細部まで見たい時です。そして、1歩、2歩と後ろに下がる場合は、その物全体さらにはその周囲をじっくりと見たいという時ではないでしょうか。株式投資も同じです。日足チャートで、目先の株価の動きを捉え、週足・月足チャートを使いその銘柄のトレンド、すなわち株価の流れを確認するという行動を取ることができます。そうすることで、「目先は下げているけど、今は上昇トレンドだからこのまま保有しよう」という戦略を立てることも可能なわけです。

1割のリターンを得ることができた あなたが売却した1カ月後に、その銘柄はどんどん上昇し、3割のリターンを得られる銘柄となっていた



 チャートを使いこなすこと、それが「買ったら下がり、売ると株価が上がる」というジレンマから脱皮する近道かもしれません。目先の値動きに振り回されないようになるには、それなりの鍛錬が必要です。チャート分析の奥深さを体験してください。



 
  (2010/6/18掲載)


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