OFFICE REIとは、テクニカル分析を中心にシステムで分析したサービスです。OFFICE REIをご検討されているお客様から「システムで分析ということですが、人間が分析しなくて大丈夫なのですか？」といったご質問をいただいたことがあります。




　株式投資には、業績などを中心に分析する「ファンダメンタルズ分析」と、株価の推移を分析する「テクニカル分析」の２種類があります。これらの分析を行うことで、銘柄を探したり、売買タイミングを捉えたりします。「アナリスト」というスペシャリストが市場全体や業界の景気を分析し、「これから注目する銘柄」を紹介してくれます。これはファンダメンタルズ分析に重きを置いたサービスです。


　ゴールデンチャートグループでは、株価チャートを分析して、売買のタイミングを探る情報をご提供してきてました。人間の感や経験に頼らず、システムによりテクニカル分析を行うというサービス、すなわちOFFICE REIは長年チャートと格闘してきた当社ならではの情報なのです。


　人間とシステムの大きな違いは何でしょうか。違いの一つに「感情の有無」があります。人間には感情がありますが、システムには感情はありません。投資にとってこの感情が判断を狂わせる原因の一つなのです。株価がどんどん上昇すると、「早く買わなきゃ買い損ねる！」と慌てることもありますね。一方、下落すると人間は、「もっと下げるのではないか」と恐怖で真っ青になります。その結果、買ってはならない高値を買ってしまったり、売る必要のない底値を叩き売ってしまったり、感情に左右され、冷静な判断を下せなくなるのです。それに対し、システムはいつも冷静です。大暴騰にせよ、大暴落にせよ、いつもと変わらずたんたんと分析を続けます。ですから、「急いで買わなきゃ！」とか「損を最小にするために、早く損切りしなきゃ！」などということはないのです。
　

　このシリーズでは、システムによる投資の世界をご紹介していきましょう。

(2010/10/15掲載)