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OFFICE REI 資産運用レッスン

          【第39回】 投資とリスク(序章)
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 投資の世界では「リスクリターン」という言葉をよく耳にします。「リスクを取ってリターンを得る」というのが投資の手法です。しかし「リスク」と言われて「リスクなんてコワイ!」と思われた経験はないでしょうか。

 「リスク」というのは、いろんな場面で使うことができます。例えば、道を歩いて、工事現場のそばを歩いていたら、突然上から物が落ちてくるかもしれません。もし、頭の上に落ちたら、取り返しのつかないことになるかもしれません。ですから、そのような危険なところは通らず、少し迂回してでも安全な場所を歩きたいものです。無事に通り抜けることができるためのリスクを回避しないといけません。リスクを負ってしまったら、あなたの人生を大きく変えてしまいます。ですから、ここでいう「リスク」は負ってはいけません。



 では、投資のリスクとはどういうものなのでしょうか。株式投資の「リスク」とは、負うことで、大きな損失が出る可能性もあるかもしれませんが、大きなチャンスを得ることもあるのです。リスクとは、例えるなら、株価が大きく動くため、思いもよらない方法に向いたら大損をしますが、良好な方向に向いたらリターンを得られることができるチャンスがあるということなのです。日常生活で使う「リスク」と株式投資の「リスク」は大きく違いますね。



 つまり、日常生活で受けるリスクは「回避」しないといけません。しかし、株式投資の「リスク」は、リターンを得るためのチャンスなのです。もし株式投資でリスクを回避すると、リターンを得ることができません。リスクを回避するということは、わかりやすく言うなら、株価変動の小さい銘柄に投資するようなものです。損失は1円かもしれませんが、利益も1円かもしれません。「リスクを取る投資」をするなら、株価が思いもよらない方向に行った時には1000円の損失が出るかもしれませんが、上昇すると1000円の利益が得られるかもしれないということなのです。




 株式投資のリスクは、日常生活のリスク同様に「回避すれば良い」というものではありません。日本人は「リスク」という言葉に過敏になりがちですが、投資の「リスク」というのは、大きなリターンをもたらすチャンスでもあることを認識しておくと良いでしょう。



 なお、OFFICE REIでは、銘柄助言(注目銘柄をご紹介するコーナー)にて個別銘柄のリスクをご覧いただくことができます。



(2010/11/19掲載)


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