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【第4回】投資スタンスを決めることは大切です
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 人は、何事にも、興味のある時や集中している時には行動を積極的に起こし、少し熱が冷めると、その行動は控え目になるものです。趣味であれば、このように行動しても良いでしょう。あなたの気分を第一の優先事項として投資すれば良いでしょう。しかし、株式投資はそれではいけません。あなたの気分を最優先で投資していては、重要な売買タイミングを見逃してしまうことになります。株式投資は、気まぐれで勝てるほど暢気(のんき)なものではありません。


 まず、一番初めに決めなければならないことは、投資スタンスでしょう。「私はゆっくりと投資に臨みたい」という方であれば、中長期のスタンスで臨まれるのが良いでしょう。このタイプの方には、1年、2年と長期で保有し、買値の2倍、3倍を狙うという方もいらっしゃいます。「私は短期で利益を得たい」というタイプの方であれば、短期間で少しずつ利益を重ねていくというスタンスを選ばれるのも一法でしょう。あなたのライフスタイルや性格に応じて決められると良いのではないでしょうか。


 もし、投資スタンスを決めずに相場に臨むとどのようなことになるのでしょうか。株式投資を始めた頃は、毎日ずっと株価が気になり、仕事もなかなか手につかない……ということもあるでしょう。株価が下がったら気分がどんよりし、上がっていったら「下がったらどうしよう」という不安にかられ、早く手じまうことばかり考えてしまう。心当たりのある方はいませんか。株式投資に対する熱が高いうちは、まだ良いかもしれませんが、思うようにリターンが得られず、あなたの投資に対する熱も冷めていけば、塩漬けになった銘柄だけが残るという悲しい結果になることもあります。


  あらかじめ「私は中長期で投資するから」という気持ちで相場に臨めば、少し株価が変動しても「私のゴールはまだまだ先にあるから」という気持ちで構えられますね。短期トレンドの方であれば、株価があなたの損切りラインまで下がればスパッと切って、新たな銘柄に再投資することもあります。


  投資スタンスを先に決めるということは、「どのように私は相場に臨むのか」ということをあらかじめ自分自身に言い聞かせるようなものです。ですから、先に決めておくことが大切なのです。


(2010/3/19掲載)


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