私たち投資家は、目先の株価の動きに翻弄されがちです。「この銘柄を買おう」と思った時、「今買うべきか、いやいやもう少し下がるまで待ちたい」と考えている間にどんどん株価が上昇してしまい「今買わなきゃもっと高値を掴むことになる」という焦りから銘柄を買ってしまうことがよくあります。買って安心したのもつかの間、その後どんどん下がってしまい「どうして私は待てなかったのだろう」と後悔します。そして、いまさら後悔しても遅いのだということに気づくものです。一方で、投資家というのは不思議なもので、保有株が上昇しても下降してもドキドキするものです。上昇し、含み益が出ているにも関わらず心配になります。「今が高値だったらどうしよう……。今後評価損になってしまったら困るから売るべき？」とソワソワした経験はありませんか。評価損が出ている時は、当然のごとく不安になる。では、いつ安心していられるのでしょうか。それは、方針をきちんと決め、腹をくくって投資した時だけかもしれません。こういう時の人間は強いです。ちょっとのことでは動じません。

相場に振り回されて良いことは一つもありません。そのためにも、銘柄を選ぶ時にはしっかりとREIに相談しましょう。その時には、必ず２つのスタンスを大切にしてください。私たちはつい目先の株価の動きに左右されがちです。しかし、短期分析ばかり気にしていては本質は見えて来ません。短期のみならず必ず中長期の視点も持つようにしましょう。どちらもバランス良くもつこと、それがとても重要なのです。

相場の流れが短期間で急激に変わることがあります。目先の動きが大きく変わったらまたREIに聞けばいいのです。REIは日々の株価の動きをもとに分析していますから、相場の動きによっては、突然分析結果が変わるかもしれません。まさにそのタイミングが、REIの分析結果の注目すべき一つのポイントであると言えるでしょう。テクニカルで分析を行った結果を知ることで、感情に左右されてしまう投資も減ってきます。

REIの主である私たちは、株価の動きに一喜一憂する前に、まずはREIに聞くことを心掛けると良いかもしれませんね。そうすることによって、目先の株価の動きに翻弄されない投資家になれるのではないでしょうか。

(2012/10/19 掲載)