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【第13回】投資の情報に「必ず儲かる」というものはない
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「友達はこれが良いっていうんだけど、でも私が使ってみたらイマイチで……」。よくある話です。よく女性同士では「ここはケーキが人気の店。とっても美味しいよね」などという話題になります。判断は、「おいしい」か「私の口には合わない」の2つに1つでしょう。しかし、これが投資の世界になると話しが違います。「私の注目する銘柄は、全然推奨されない」とか「評価損になるなんて、このサービスは信用できない」とか「私が思うほど利益が出なかった」など様々な評価があります。私たちは「たくさんの利益が得られるサービス」を手にすることができればそれにこしたことはありません。しかし、明日の相場展開は誰にもわかりません。そのために、投資家は「儲かる」「損した」以外にも、たくさんの選択肢を考えなければならないのです。その1つがリスク管理でしょう。

例えば損切りすること、これは「損を出す」わけですから悪い結果と捉えられてしまうものです。しかし、仮にその銘柄がその後ズルズル下げ続けてしまう場合ならば、適度なタイミングで損切りしておいて「よかった」という結果になります。つまり、損切りは必ずしも悪というわけではないのです。




順調に利益が出ている時は、いつ利食いのタイミングを行うかが重要になります。しかし、問題も多いものです。例えば、その1つが「下がった時はどうするか?」ですね。私たちは、食べ物を買う時に「万一これを食べて食中毒になったらどう対処するか?」ということを常に意識しながら買い物はしないでしょう。日本で買い物をする場合、お店は国の基準を満たす衛生管理をしていると信じます。「体に害がない」ということが前提なわけです。しかし、相場の世界は違います。株価は日々変動します。「この銘柄は必ず上がる」なんていうものはありません。そのようなお墨付きを誰かがしているわけでもありません。つまり、何が起こるかわからないわけです。よって投資家の皆様には、そのための心構えが必要なのです。





OFFICE REIも、同様の考え方です。株価の動きにより、分析結果は変わります。昨日と言っていることが違うこともあります。しかし、それは最新の株価を全て取り込んで分析した結果から述べられていることなのです。




(2012/12/21 掲載)


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