■あなたが戦う相場の世界とは、どういうところなのでしょうか?
個人投資家の戦う場、それは市場です。そこには、あなたをはじめ、あなたのライバルの個人投資家もいます。しかしそれだけではないのです。プロの投資家もいます。つまり、相場の世界では、個人投資家も機関投資家などのプロの投資家も同じ土俵で戦います。
世の中の様々なサービスを見ると、よく「アマチュアの方はこちらで、プロの方はこちらです」という案内を見るものです。プロとアマチュアは、分類されています。しかし、投資の世界は違います。プロもアマチュアの個人投資家も同じ土俵で戦わなければならないのです。だからといって、アマチュアにはハンディもありません。まったく同じ環境の中で投資に臨まないといけません。
■相場に臨むための心構え
個人投資家が、プロも戦う世界に何もノウハウを持たず入っていくと――。到底勝てるわけはありません。思いつきで投資をして成功することもあるかもしれませんが、それは相当な強運の持ち主だということでしょう。しかし、運は継続しないものではないでしょうか。ですから、その成績が続くのは厳しいと考えられます。つまり、ノウハウを持たずに臨んではいけないのです。
■プロとアマチュアの大きな違い
ところで、プロの投資家は、どのような方法で投資を行っているでしょうか。プロとアマチュアの大きな違いから考えてみましょう。一番の違い、それは「プロ集団」は、職業で投資を行っているということです。ですから、投資に費やすことができる時間やパワーは十二分にあります。分析時間もたっぷりあります。さらに、プロ集団はノウハウもたくさん蓄積しています。また、プロ集団には、アナリストがいて、個別企業のレポートも手に入りやすい環境にあり、最新情報という点においても、個人投資家よりはるかに優位な環境にあります。
これだけ聞けば「アマチュアの個人投資家は、投資の世界でプロ集団に勝つのは難しい」と思われることでしょう。しかし、必ずしもそうとはいえません。プロ集団にはない、独特の戦略で投資に臨めるのが、個人投資家の強みです。
■「投資を行う」ということを改めて考えてみよう
「投資」というと「資産運用」というキーワードが一番初めに上がってくるのではないでしょうか。しかし「投資」の意味の1つには、「企業活動を応援する」という意味もあります。「この企業には頑張ってほしい」という企業や業種があるなら、そういうところを応援するのも、投資家の1つの楽しみです。同時に複数の企業に就職することはできませんが、同時に複数の企業に投資をして、応援することはできます。その銘柄が上昇して、キャピタルゲインを得られれば、あなたの資産も増え、楽しみと喜びの二つがかないます。まさに一石二鳥です。
■個人投資家がプロと互角に戦うためには
プロと比較して、個人投資家が不利な点、その1つに「情報」をあげることができるでしょう。アナリストが分析する情報などは、個人投資家の手元には入ってきません。個人投資家が、企業の社長にインタビューすることはできませんし、IR情報もインターネットで公開されている情報を取るので限界です。また、個人投資家は「仕事と投資家」という、投資だけを行うというライフスタイルではないために、日々の最新の情報を調べることには、時間的にも制約が出てしまいます。
しかし、こういう環境下においても、個人投資家もプロと同じ条件で利用できる分析手法があります。それは、誰にでも公平に開示されている株価を利用する手法、すなわちテクニカル分析で投資に臨むことです。
もちろん、決算情報のチェックなどは欠かさず行わなければならないことですから、ファンダメンタルズ分析をまったく行わなくてもいいというわけではありません。個人投資家でも手に入る情報を活用し、ファンダメンタルズのチェックを最低限行った上で、テクニカル分析を活用することです。意外なことに、プロ投資家は企業のファンダメンタルズ分析を重視するあまり、テクニカル分析を軽視するケースが多いのです。株価の推移が、企業の業績や財務体質に完全連動するわけではないことは、すでに皆さんもご承知のことでしょう。個人投資家は企業に投資をして経営者になろうというのではありません。その意味では、株価に投資をして、その値動きの推移に全てを委ねるのです。株価の推移に上手に投資のタイミングを合わせることで、個人投資家でも、プロに負けずに相場に臨むことができるでしょう。
■プロに同じ土俵で戦うためには「テクニカル分析」を活用する
テクニカル分析は、チャート分析をはじめとした分析手法であります。この分野であれば、高度なノウハウを習得していなくても、専属の腕利きアナリストを雇っていない個人投資家でも、
テクニカル分析を極めた分析ソフトのOFFICE REIを活用することで、十分相場に臨むことができます。
例えば、OFFICE REIを活用すると、企業の成長性をファンダメンタルズ分析で判断したり、個別銘柄の短期・中長期の株価推移を予測分析することができます。それも銘柄コードを入れてから、十数秒待てば、あっという間に判断が出てきます。こんなに簡単に、かつスピーディーにアドバイス情報が出てくれば、個人投資家ゆえのハンディーなど、ないも同然。「分析時間がなくて」という悩みからも解放されることでしょう。
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